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タンタルの木目金 その1

Category : 彫金
タンタルを使った木目金を作ろうと思い立った。
きっかけはスティーブ・ミジェットのレアメタル木目金シリーズ。
タンタル、ジルコニウム、チタン、ニッケルなどいわゆる既存の貴金属以外で
作ってある木目金が非常にバラエティに富んでいて、見た目にも新しかった。

中でもタンタルの黒い輝きが特に印象的で、こんな色の地金ってあるんだなと
いつか自分も作ってやろうと企んでいた。

そんなこんなで心には決めていたものの、なかなか取りかかるタイミングが
無かったのだが、ようやく真面目に取り組みだしたがこれが大変。

木目金ってのは、異種金属同士を固相のまま拡散接合させるというのは
もう割と周知の事実かと思うけど、既に接合可能な組み合わせとして
その温度域や保持時間、手作業での工程も含めて明らかになっているものと違って
タンタルの拡散接合なんてのは工芸の分野では未だ殆ど実績皆無、
超手探りの情報収集と仮説の構築と立証みたいな話な訳です。

とまぁそれでもこんな時インターネッツはつよーい味方でして、
タンタルと異種金属の拡散接合についての論文や、タンタル単体での詳しい物性、
タンタル以外のヴァナジウム族金属の共通点やらなんやらかんやら
あるもんですね、ほんと。遠くの図書館とか行かんでいいんだもんね。すげー。

ただこれで十分かっつーと、今回目的とするのは、タンタル(Ta)と銀(Ag)の
固相接合なんですが、これピンポイントで検証された論文は見つからず
似たような事やってるケースから予想するしか無い部分も多い現状。

まとめてみると、


1,ヴァナジウム族の活性金属はいろんな別の金属と金属間化合物を形成し、
これらのほとんどが拡散接合界面で悪さをするらしい。ざっくり云うとスゲー硬くて脆い。
ただし、銅と銀はタンタルと化合物を形成しないらしい。セーフ。


2,タンタルの表面に形成される不動態膜は、高真空中で加熱する事により
タンタル母体へ酸素が固溶されてほぼ消失するはず。
・・・つまりおそらく真空加圧炉が必要。うーん。


3,実際にタンタル×銀の木目を作ってる日本人の猛者が既に一人だけ居た。
つまり実現可能ってこと。おそらく実用にも十分耐えるはず。





んー・・・・・ なんかイケそうじゃね?
という訳でとりあえずタンタル板ご注文。

えーと0.8t×100×100で・・・



          ¥   4  0 , 0  0   0   ! ?











・・・お高いん・・です・・・ね。










どうやらコンデンサの材料や超耐食部品としての需要の高まりや、
アフリカからの供給不安なんかからここ数年で暴騰してるらしい。
銀もそうだけど、何で俺がなんか始めようって時はいつもさぁ・・・。
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